【英文記事】高校野球は虐待？投球制限は必要？
お題の英文記事は⬇️(1つ目の記事はワシントンポストWashington Post、2つ目の記事はKyodo News)
今回の記事は2019年の8/10(土)の英会話で使用予定です。
たまたま管理人が記事選び役のタイミングでしたので、事前に使用するお題をUPLOADしてみたいと思います。
元記事はリンクの2つで、実際の英会話サークルのときは、ディスカッションに必要な部分を抜粋して使う予定です。
1枚目の記事はアメリカの高級紙ワシントンポストから。
昨年秋田県の金足農業が夏の甲子園大会で準優勝しました。
しかし準優勝に至るまでの2週間でエースの吉田投手は881球も投げることになりました。
日本でも昨年かなり話題になったこの話、流石はWashington Postですね、キッチリ過去の甲子園のデータ(松坂投手、田中投手、斎藤投手)も調べ上げて、纏めてくれています。
高校野球では、監督の所謂“出世”は甲子園での結果によって決まる事。
選手自身も甲子園に出て勝ち上がること評価を得られ、メジャーリーグのプロスペクト・プロ・大学への道が開けるため、勝利至上主義にならざるえない状況を指摘しています。
また、記事を読み進めるとアメリカの高校野球では投球制限が既に設けられていることがわかります。
そしてアメリカと同様の投球制限をいれることで金足農業のような公立高校(有力選手が少ない高校)が勝ち抜いていくのは、さらに難しくなるだろうと予想しています。
記事中の単語はかなり難易度が高いですが、単語の意味を類推しながら読みすすめることができる良い記事だと思います。
2つ目の記事は共同通信から。吉田選手の激闘から1年後の話です。
大船渡高校の佐々木投手が岩手県地方大会の決勝で投げず、敗退しました。
こちらも、メディアでかなり議論されました。プロ野球界の超大御所からは根性論丸出しの意見も出ています。
大船渡高校は有力選手の少ない公立高校。監督さんは、佐々木投手に対し厳格では無いものの“投球制限”を設けながら地方大会に臨みました。
1年前にWashington Postが予言した事、つまり「戦力に限界がある公立高校が投球制限をしながら、勝ち抜くのは難しい」ということを1年後に目撃することになったのです。
この2つの記事から、大船渡高校の監督さんの判断についてや、自分がもし大船渡高校の監督ならどのような判断を下すのか議論したいと思っています。
また、1枚目の記事に書かれているように、現在の甲子園の大会方式を支持する人は、毎日投げる高校生に犠牲や献身(sacrifice)を見出しています。
何故ただのアマチュアの大会なのにsacrificeを求めるのでしょうか？何がその根底にあるのでしょうか？そこまで議論を深めてみたいと思います。
英単語
1つ目の記事
ワシントンポストと言うことも有り、かなり難しい単語がふんだんに使われています。
- flameout 燃料が完全に燃え尽きること(この場合は“挫折・失敗”を意味する)
- architect 創造者
- mythic 神話のような
- gyro ball ジャイロボール
- folklore 伝説
- solidify 強化する
- pastime 気晴らし
- ire 怒り 憤り
- advocate 支持者
- standout 目立った者
- alluring 魅力的な
- bandwagon 流行
- steeped in ひたっている
- inception 始まり
- institute 設ける
- disadvantage 不利にする
2つ目の記事
- contention 競合、競争
英語の質問
- Did you belong to club activities in your school? What kind of activities did you belong?
- Did you experience something like”unreasonable” or “unfair” at your school activities? Share your experiences at school.
- Do you think that experiences you had at school are beneficial and important in your later time?
- Do you like high school baseball and koshien? Why do you think that?
- Last year Kosei Yoshida threw 881 pitches over two weeks. What is you opinions? It that abuse?
- According to the first article, advocates of current Koshien think pitching without enough rest as “self sacrifice”. What is your opinions? Why do these people need “self sacrifice” in just high school sport competition?
- According to the first article, pitch-count limit for students is already implemented in the United States. If this system were implemented in Japanese high school baseball competition, what would happen? Do you think pitch-count limit would ruin high school baseball in Japan?
- According to the second article, Kokubo decided not allow his ace pitcher to pitch in the prefectural final in order to prevent injury. What do you think about this? If you were a manager of Ofunato high school, what would you do?
